金城翔悟(Kinjo Shogo)
楽天グループ株式会社 ラクマ開発課 ソフトウェアエンジニア
言語のプロであるソフトウェアエンジニアだからこそ、対話のプロになれる
──NVCをきっかけに、言葉の力と向き合いはじめた話
ソフトウェアエンジニアは「言葉のプロ」だと私は思っています。コードは論理の塊であり、言語でシステムと対話する営みです。 しかし、その力強い言語能力が、対人関係において“強い言葉”となり、時に人を傷つけてしまう場面を私は何度も見てきました。
それは私自身が誰かの強い言葉に苦しんだ経験でもあり、また、他者同士のぶつかり合いがチームや組織の心理的安全性を損ねてしまう現場にも立ち会ってきました。
そんななかで出会ったのがNVC(非暴力コミュニケーション)です。 さらにマインドフルネスを通じて「自分の感情に流されず、今ここで対話する力」を養う大切さを知りました。 これらは単なる“人間関係のテクニック”ではなく、技術を届けるための“対話の技術”として、エンジニアリングそのものに深く関わると実感しています。
私はこれまで、モブプロ、スクラム、アジャイル開発など、チームで協働するさまざまな手法を学び、組織に紹介してきました。 それは「方法論を広めたかった」からではなく、対話を大切にする文化をつくることに価値を感じていたからです。
このセッションでは、「なぜエンジニアが対話のプロになれるのか?」「なぜそれが技術力向上につながるのか?」を、実体験を交えながら話したいと思います。